季節をひとつずつ通ってきて、
ようやく、少し見えてきたことがある。

整えようとしてもうまくいかない日、ありませんでしたか?

気持ちだけが少し遅れているように感じたり、
なぜか噛み合わない日。

前は、それを「整っていない」と思っていた。

でも今は、少し違う。

春は、ほどける途中だった。
夏は、受け取りすぎていた。
秋は、抜けきらないものを抱えていた。
冬は、内側へ戻っていく時間だった。

どの季節にも、
少しうまくいかない瞬間があった気がする。

でも振り返ると、
どれも流れから外れていたわけではなかった。

ただ、その中にいただけ。

人の感覚も、
季節と同じように揺れているのかもしれない。

整っている日もあれば、
少し乱れているように感じる日もある。

軽い日もあれば、
重たい日もある。

それでも、
崩れているわけではない。

ただ、流れの中で動いている。

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自然の中では、
すべてが少しずつ変わっていく。

急に切り替わることはなくて、
気づかないくらいの速さで、
次へ移っていく。

だから、整えようとしすぎなくていい。

今どんな状態にいるのか、
何が少し心地よくて、
何が少し重たいのか。

それに気づくだけで、
少し戻ってくることがある。

外に合わせすぎなくても大丈夫。

うまく乗れない日があっても、
少し閉じる時間があってもいい。

ちゃんと、その中にいる。

整った暮らしは、
どこかに完成された形があるわけではなくて、

つくるものというより、
気づけば戻っているもの。

季節が巡るように、
自分の感覚も、行きつ戻りつ。

だから今は、
少しそのままでいてもいい。