夏が近づくと、朝の光が変わる。
カーテン越しでもはっきり分かるくらいで、
外に出ると、そのまま体に当たってくる。
空気も、もうやわらかくない。
肌に触れるものが増えて、
気づかないうちに、少し疲れていることがある。
光も、音も、熱も、
どれも強い。
考える前に、全部が入ってくるような感じ。
その中にいると、
少しだけ息が詰まるような感覚、ありませんか?
夏に疲れる理由は、受け取りすぎていること
私も、真昼の外に出たとき、
理由はないのに、少しだけ消耗している感じになる。
疲れているというより、
ただ受け取りすぎているだけ。
この時期は、無理に整えなくていい。
足そうとすると、かえって重くなる。
だから、少しだけ閉じる。

まぶしさが強い日は、
遮光カーテンを引いて、光を落とす。
外の熱がきつい日は、
窓を閉めて、エアコンの中で過ごす。
無理に外に合わせるんじゃなくて、
自分のほうを少し守る。
外に出るなら、
日差しが落ち着く夕方にするだけでもいい。
それだけで、
体の感じ方は少し変わる。
外の季節は、そのまま進んでいく。
光も、熱も、止めることはできない。
でも、自分の感じ方まで、全部合わせなくてもいいと思う。
夏の強さを、そのまま受け取らなくてもいい。
少し閉じたままでも、
ちゃんとこの季節の中にいる。
夏は、ただ広がるだけの季節じゃない。
ときどき、静かに戻る時間があってもいい。
強い光の中で、
少しだけ目を細めるように。
そんな過ごし方でも、
ちゃんと夏の中にいる。

